お金を失って学んだこと。
お金を貸してほしいと言われました。
私はルートセールスである営業マン。
ある日、得意先の男性(40代)のAさんから懇願されたのです。
「小遣いがなくなりそうで今月は厳しい」
「このままではやりくりができない」
「お願いだから1万円のお金を貸してほしい」
私は、その当時は20代。
お金に困っているのであれば、助けてあげようと純粋に思い、お金を貸したのでした。
お金が戻ってくる気配はありません。
Aさんは、お金を借りるまでは、低姿勢でした。
しかし、お金を借りた後は、借りたお金について何も言わなくなったのです。
そのため、私が「いつお金を返してくれるのですか?」と言っても、Aさんは「今は苦しいから?」「お金が足らないから?」と言い訳をするばかり。
お金を返そうとする素振りは全くないのです。
さらに、月日が経つと、Aさんは、私に懇願をしました。
「今月もお金が足らない」「お願いだからお金を貸してほしい」「最後のお願いだから」と、またまた、私に言ってきました。
私は、お金も返さないように、またまたお金をむしり取る神経に唖然。
Aさんの金癖の悪さにがっかりしたのでした。
アルバイトで貯めたお金をパチンコで全て使ってしまいました
パチンコにハマッてしまい、アルバイトなどで貯めたお金のほとんどを使ってしまいました。
ギャンブルなどには全く縁のない真面目な生活を続いていたあるとき、アルバイトの先輩が生き抜きということでパチンコにに連れて行ってくれました。
アルバイトが始まる数時間の遊びということで、私はほとんど手持ちのお金がなかったのですが、その先輩が5千円を貸してくれるということだったので、やったこともないパチンコをしました。
パチンコで怖いのは、初めてやった人はまさにビギナーズラックとして勝ってしまうことです。
私の場合も、先輩から借りた5千円がなんど5万円となってしまったのです。
お金を貸してくれた先輩も勝ったので、私の初めてのパチンコのイメージはこんなに簡単に遊びながらお金儲けができるんだということでした。
それから先輩に数回連れて行ってもらい、負けることもありましたが一日に使うお金をしっかり決めていたので、大きな損をすることがありませんでした。
しかし、ある日初めて一人でパチンコをしたときに一線を越えるお金の使い方をしてしまったのです。
その日は一日予定がなく、一日中パチンコをするつもりで行きました。思ったように大当たりを引けず、どんどんとお金はなくなってしまったのです。
ついに完全に手持ちのお金を使ってしまったときにはまだ昼頃で、過去の経験からこの午前中に負けてしまったお金がもしかすると昼から取り返すことができるかもしれないという感情になってしまったのです。
そのまま銀行に行き、昼から銀行でおろしたお金を全て使う気持ちで挑みました。
結果は、その日の内に6万円も負けてしまいました。
怖いのは、まだまだ取り返すことができるという感情でした。
一日に5万円も勝ったことがあるのだから、6万円なんてすぐに取り返すことができるという悪循環の考えで、ついにアルバイトで貯めたお金は底を付いてしまったのです。
お金が底を付いたときには、もう後悔しかありませんでした。
パチンコをしているときは、アルバイトの仕事など疲れるだけだと思っていましたが、お金がなくなってからは、真面目にアルバイトをした方が確実な収入になると反省しました。